• テキストサイズ

〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第2章 馬鹿と告白と初デート




「アシカとオットセイってよく見ると違うんだな」


「トドとセイウチも結構違うのね」


閉館まで1時間しかないのに、多種多様な生き物を見ていたら本当にあっという間だった。


「派手なショーはやってないけど、人の波もなく自分のペースで見られるのがいいよな。俺と寧々の初デートにぴったり」


「どこら辺がそう思ったの?」


「だって誰も周りを気にせず、自分の好きなように見て周ってただろ?生き物だって伸び伸びとしてた。だから俺達も俺達らしく付き合っていけばいいんだよ」


きっとそれは、お互いの提示した条件という縛りがあるからこその言葉。


「俺は今日、寧々と来れて嬉しかったよ。綺麗な生き物を可愛い彼女と見る、最高の時間だった。ありがとな」


「生き物は…綺麗だった…」


サングラスの奥ではきっと、クシャッと目を細めているのだろう。


キュッと持ち上がった口角がニッと笑っていた。


「そうじゃないだろ?かっこいい彼氏と一緒に来られて嬉しかった…だろ?」


「自分で言うの?」


なにそれ、五条くんって本当…


/ 323ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp