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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第7章 夏休みといえば




結局手は繋いだまま、多くの人々で賑わうお祭り会場に着いた。


「もう転ばないから離してくれていいのよ」


「迷子にならない?心配なんだけど」


「私は五条くんと同い年よ。迷子になんてならないわ」


「俺は傑に中身小学生って言われるけど、寧々も?」


五条くんは手を離すつもりは毛頭ないみたい。


それが何だか嬉しいのとお祭りの雰囲気にあてられて、心が浮つく。


綿菓子を持った子供が楽しげに通り過ぎていったり、焼きそばを半分こするカップルがいたり…って、食べ物のシェアをする気はないけどね。


今日は五条くんに気を使うことなく、好きなものを好きなだけ買ってもらうんだから!


だってその方が楽しいでしょう?


「寧々、何する?何食べる!?」


お祭りのノリに引っ張られているのは、何も私だけではないみたい。


五条くんは子供みたいに目を輝かせて、立ち並ぶ出店を一つ一つチェックしていた。


「そうね…」


日が落ちたとはいえ、夏の暑さとお祭りの熱気で蒸し暑い。


おまけにぶっ続けで勉強をしていたせいで、ろくに昼食も取れていなかった。


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