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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第7章 夏休みといえば




「あれれ〜?寧々のペンの方がインク薄いんじゃねぇ??」


「中のインクが古いんじゃない?」


苦しい言い訳なんて簡単に見破られる。


「残念だったな、寧々。このボールペンは今年の春に出た新商品なんだよ」


「……初期不良でしょ」


「インク止めが付いてないのに?」


もう私が何と言い繕おうとも、五条くんにはお見通しだった。


「プレゼントしたものを使ってくれることに感謝はあっても、文句はねーよ。実際、俺もシャーペン使ってるし」


五条くんは私がしたのと同じように、シャーペンをカチカチと押し出してノック音を鳴らした。


「今は2人きりなんだから、こっちのシャーペン使ってもいいよな?」


「か、勝手にすれば」


「んじゃ、秘密のお揃い解禁ってことで。続きすっかー!」


五条くんは再び問題集に向き合うと、時折私にヒントを求めながら黙々と進めていく。


そうこうしているうちに窓から夕陽が差した。


「一区切り…だな。んー、よく頑張った俺…!」


「お疲れ様。教えながら自分の曖昧なところにも気付けてよかったわ」


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