• テキストサイズ

〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第7章 夏休みといえば




「凄い…、合ってる」


さっきまで基礎も怪しかったのに。


「寧々の教え方がいいんだな。俺1人じゃ絶対に分からない問題だし」


「五条くんの覚えがいいのよ。やれば出来るのね」


やれば、ね。


日頃から真面目に授業を受ければ、こんなの苦でもないでしょうに。


「よーし!数学終わり!少し休憩だな」


「お疲れ様。休憩が終わったら、このテスト解いてみて」


「んだよ、これ…」


「五条くんの苦手なところだけを集めた問題集。繰り返し解けばきっと身につくから」


切り取ったノートに書いた、テスト対策も兼ねた五条くん専用の問題集。


「寧々が俺の為に…っ」


「赤点取ったら可哀想だから」


五条くんが課題を頑張れば、頑張るほど「楽しい思い出」が沢山作れると思った。


まだ動物園には連れて行ってもらっていないし、水族館に行く「次」の約束もある。


こんなとこで躓かれてちゃ、困るのよ…っ。


「何か飲み物でも買ってくるけど、五条くんは何が良い?」


「ん、俺も一緒に行く」


五条くんは当然のように自販機にお金を注ぎ込んで、私に好きなものを選ばせてくれた。

/ 323ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp