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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第7章 夏休みといえば




ううん、むしろ五条くんの隣にいられるなら……。


「分かったわ、教えてあげる。優しくする気はないけどね」


「本音を言うと、丸写しさせてくれ」


「今すぐ追い返してもいいのよ?」


教えてほしいと請うた人間の言葉とは思えない…けど、それがなんだか五条くんらしくて。


でも丸写しなんかしたら、五条くんの為にならないじゃない。


「いいか、寧々?俺は完全に丸写しではなく、ところどころ間違えることで、俺が解いたという真実味を持たせてだな」


「口じゃなくて手を動かして」


ローテーブルに向かい合って、五条くんのまっさらなプリントに目を向ける。


「選択式だからって適当に選ばないの。なんでそうなったのか数式書ける?」


「俺は直感を大事にしたい男なんだよ」


「数学に直感は要らない。公式を大事にして」


五条くんは最初こそ、へらへらとお喋りばかりしていたけど、問題を解き進めるに連れて課題に集中していった。


「寧々、ここはさっきの公式か?」


「そう、応用問題だから難しいけど…「こうか!」

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