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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第6章 クッキーとゼリー




「困ったなぁ?スプーンは2つしか貰ってないのに…」


「じ、自分で捨てたんじゃない!」


流石に他の不要物も混じったゴミ箱から、拾って使えとは言えなかった。


「寧々、あーんは?」


五条くんの分かりやすくも小賢しい策略に、私はどうしたものかと頭を悩ませる。


「食堂からスプーンを借りてきたらいいのではないかしら」


「今いっても誰もいないだろ。つか、開いてねーぞ」


「もう一度コンビニに「寧々」


「剥がした蓋をスプーン代わ「寧々っ」


「俺にも食べさせてよ」


太々しい猫だと思っていたのに、急に子猫のように甘えた瞳で見つめるから。


真っ白な体にサファイアのようなキラキラした瞳…の子猫にしてはやけに巨大なお猫様に


「一口だけよ…っ」


根負けしてしまったのは、どうしてかしらね…?


「ありがと、寧々!」


大きな瞳をきゅっと細めて笑うその仕草に、心が揺さぶられる。


私が差し向けたスプーンを、五条くんは大きな口で頬張った。


「ん、すっごく甘くなった。寧々が食べさせてくれたからだな」


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