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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第6章 クッキーとゼリー




もしかして、五条くんが自分用に買ったものだったのかしらね。


「他のって…」


「スプーンで食うやつじゃねぇと、あーんできないだろ」


「……!そ、そんなことしなくていいのよっ」


テーブルに置かれたゼリー飲料を奪い取りたかったけれど、思うように体が動かなかった。


「寧々、あーん?」


五条くんは独断でみかんゼリーを選ぶと、とても嬉しそうに一口掬ったスプーンを私に向けた。


ベッドの上で上体を起こしただけの私は、顔を背けて拒否をする。


「んだよ、俺のみかんゼリーが食べられないってのか?」


「自分で食べたいのよ」


私の目線に合わせて膝をついた五条くんは、それでもグイグイとスプーンを口元に寄せる。


「口開けろ。ペンギン達はアホみたいに開けてたぞ」


「五条くんにアホと言われるペンギンが可哀想だわ」


差し出されたスプーンを断固拒否していたら、痺れを切らした五条くんがとんでもないことを言った。


「食べねぇならキスするけど?」


「…っ、嫌!」


「んじゃ食え」


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