• テキストサイズ

〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第6章 クッキーとゼリー




全部、全部逃げ出せない私が悪い。


お兄様が私をそう簡単に許すはずがなかったのに。


「寧々!あいつはもう帰った。大丈夫だ、大丈夫…だから…っ!!」


お兄様の方に歩き出そうとしていた体は、最後に捻り出した声なき叫びと共にベッドに倒れた。


声が出なくなったのと同時に、酸素の蓄えが切れたように意識が遠くなっていく。


それでも…目を閉じてもまだ、暗闇の奥底に薄ら笑いをしたお兄様がいる。


「寧々のせいだ」お兄様の口元が歪んだ後、私の記憶は途切れた。






























「寧々」

私の名前を呼んだのは……

/ 323ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp