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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第6章 クッキーとゼリー




「んじゃ、用も済んだってことで。今度こそお帰りくださーい」


五条くんは自分の意思で、お兄様を外へとぐいぐいと押し出した。


「ひどいなぁ。まるで僕が邪魔者みたいじゃないか」


「マジで邪魔なんだけど?」


「キミがいる限り、兄妹水入らずで話せないじゃないか。次ここに来れるのはしばらく先なのに」


「ずっと来なくていいんで。早く帰れよ」


「ああ、そう?でもちょっと待ってよ。可愛い妹にもう一つ置き土産があるんだ」


「は?「寧々、忘れさせてはあげないよ」


お兄様の目を見てなんかいないのに、視界に映ってなんかいないのに


脳内でお兄様の歪んだ笑顔が、ぐちゃぐちゃにうごめいている。


「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


お兄様が、体の中に、頭の中に入ってくる。


最低、最低、最低。


「寧々っ!?」


「やめて…っ!私がっ…ぁ、や…めて…っ!」


例え防ぐ手段を知っていたとしても、拒絶することのできない術式。


お兄様が私を虐げる時によく使っていた


相手の脳内をいじくり回し、服従するように仕向ける…呪力による破壊。

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