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A3! 総監督の友達兼右腕

第5章 番外編 〘ハロウィン2023〙


「あー、やっと来たっすね!」


ドアを開けると太一くんの声元気な声が
そのおかげでその場に居た皆がこっちを見た


「監督さんも雨国さんも可愛いじゃん。」


「おー、馬子にも衣装だな。」


シスター衣装の至さんと狼衣装の万里くんがスマホゲームをしながら言った

2人は顔が整ってるからどんな格好でも似合う


「2人も似合ってる。かっこいいね。」


「でしょ?」「当たり前だろ」という返事に苦笑いしてしまう
いづみは先に太一君達に捕まった
ゲーム画面を見つめる2人の横に座った


「てか2人ともちゃんと見てくれてないよね?」


少し意地悪しようとそう笑うと2人はリザルト画面から目を離してこっちを見た


「見てるよ。雨国さん。俺らが見ないわけないでしょ。こんなご褒美。」


「万里の言う通り。写真撮って永久保存版にしたいくらいだけど。」


思ってもない返事に固まってしまう
2人はおーい、と笑いながら私の前で手を振る


「…ちょっと、冗談キツイです………。」


真っ赤になる顔を手で隠すと2人の笑い声が消える
不安になって2人を見ると至さんはスマホを構えていて万里くんは溜息をついている


「…こっちもキツイっつの。」


少し赤くなった顔を覆う万里くんの声に至さんも頷いている

訳が分からなくなって首を傾げている太一くんと咲也くんがこっちにかけてきた


「雨国さん!監督とお揃いで猫さんなんですね…。とっても可愛いです!」


「ほんとっス!可愛い〜!」


キョンシー姿の2人がニッコリ笑顔で言う

いやいや、2人の方が可愛い
いづみの方を見るといづみもそう思ったのか目をつぶって頷いている


「尻尾触ってみても良いですか?」


咲也くんのキラキラな目で言われて頷く
すると優しい手つきでしっぽを撫でてきた


「わぁ〜…ふわふわなんですね。」


「そうなの!?俺っちも!!」


2人が尻尾で遊んでいる中


「2人の方が可愛いよ…。今日もありがとう。」


お礼を言ってしまう私たちに2人はコテン、と首を傾げて微笑んでいる


いや、本当に可愛い……


ふとキッチンの方を見ると案の定臣くんが何かを作っている

咲也くん達はいづみに任せて私は臣くんの元へ向かった


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