第2章 添い寝の秘密
「おらふくんがそんなことを?」
その日の夜、僕はまた三人でぼんおらの話をする会を開いていた。
「そうなんだよ。嘘をついているみたいには見えなかったんだよね」
MENの問いに僕がそう言えば、なるほどと言葉が返ってくる。
「ドズルさん、おらふくんが言ってたのって、呻き声みたいなものですか?」
とおんりーが訊ねてきた。なんでそんなことを聞いてきたか分からず、確かそんな感じかなと答えた。
「おらふくんは、ウォ〜って声みたいなって言ってたけど……」
と僕が付け加えると、おんりーは顎に手を当てて何か考えている素振りを見せた。何か思い当たるものがあるのかもしれない。
「じゃあ、このことはおんりーに任せてもいいかな」
「はい。やってみます」
おんりーが僕の頼み事を断ったことはないけれど、あまり変わらない表情のまま、こくりと頷いた。