第14章 帰ってきた日常
恥ずかしくてキッチンに逃げてきちゃった…
キッチンからリビングを覗くと
赤井さんとジョディさん達が仲良そうに
話している姿が目に入る
ほんの少し胸が痛む…
「クッキー足りなそうだし持って行かなきゃ…」
思ってクッキーをお皿に並べて持っていくと
キャメルさんの姿は無く赤井さんとジョディさんが
話している赤井さんに触れるジョディさん…
その瞬間お皿を落としてしまって
カッシャンと音が部屋に響く
その音を聞いて3人が慌ててくる
赤井「麗奈⁉︎」
「どうした?大丈夫か?」
ジョ「どうしたの?」
キャ「大丈夫ですか?」
「すいません…ぼっーとしてたら…」
割れたお皿を拾いながら
頬からひとつ雫が落ちる…
段々その雫は大きい雫に変わる
赤井「今日は悪いが2人とも帰ってくれ…」
ジョ「分かったわ…」
赤井さんは2人を玄関まで送った
さっきの光景が思い出してわたし最低だ
あんな事で嫌だとか想うとか…
赤井さんに触れていいのは
勝手に思い込んで…
割れたお皿を片付けが終わり
リビングに戻ると
赤井「指から血が出ているぞ」
「えっ…夢中で掃除してから…」
目の前が涙で見えなくなってだいすきな匂いに包まれる