第14章 帰ってきた日常

それから赤井さんは過保護かって言うぐらい
移動する度にお姫さま抱っこをしてくれる

「赤井さん重いし…自分で動けます」

赤井「駄目だ…悪化したどうする？」

「だって…心臓がもう破裂しそうです」

赤井「それは困る」と微笑んでくれたけど
赤井さんのお姫さま抱っこはやめてくれなかった

赤井「今日ジョディ達が来るが大丈夫か？」

「大丈夫ですけど…何でですか？」

赤井「お前ジョディ苦手だろ？」

「そんな事ありませんよ…ジョディさん達に
お礼を言うわないといけないし
わたしは、全然平気です」

赤井「お前がそういならいいが…」
「何かあったら俺に言うだぞ？」

「はい」

赤井さんはいつも優しいわたしの心を
溶かしていく

「ジョディさん達何時ぐらいに来るですか？」

赤井「お昼過ぎぐらいには来る」

「じゃ〜クッキーでも焼きますね」

赤井「俺もやる」

「赤井さんがお菓子作り面白いですね」

赤井「面白いか？」

「はいとっても…面白いです」
「クッキーの材料はありますから始めますか？」

赤井「そうだな」
「嬉しそうだな…」

「嬉しいですよ…こうしてまた
並んで何かを出来るから…」

自然と目線が合って唇が合わさる