第2章 雨空
駐車場に着いて
自販機の前まで来た
大夢が自販機にお金を入れる
大夢 「ほら、選べよ」
「何にしょうかな〜♪」
「じゃ〜これ りんご」
「大夢はこれでしょ?」
ブラックコーヒーを渡す
大夢 「ありがとう」
「ちょっとは気分晴れたか?」
「何で?」
大夢 「電話かけ時泣いてたろ」
「な、泣いてない…泣いてない」
頬から一雫とまた一雫と流れた
色々な想いが溢れて
雨のように雫が頬をつたわる
大夢 「今は我慢しなくていい
俺だけしかいないから」
大夢はしゃがんだ麗奈の背中を黙って摩った
暫くして、泣き止んだ
麗奈を車に乗せて家に向かった
暫くして家の前に着いて
大夢 「着いたぞ」
「…ありがと」
「大夢何時もごめんね」
大夢 「もぅ、慣れたし
ごめんじゃなくてありがとう
でいいだよ」
「今日は本当にありがとう楽しかったよ」
大夢を送ってから
玄関の鍵を開けて入る