第2章 雨空
先に岩場まで到着したのは
麗奈だった
2人とも全力で走ったせいで砂浜に
に転んだ
大夢 「ひ、久しぶりに走るとキツイな…」
「相変わらず、足は速いな」
「はぁ、はぁ、でしょ?」
「もぅ、走れない」
「走ると気持ちいいね」
大夢 「麗奈なんかあったら俺に言えよ」
「うん!何にもなくても言うよ」
大夢 「何にもないのに聴かなきゃいけねぇかよ」
「だって、大夢だもん!」
「大夢は大事な幼じみで親友でしょ」
大夢 「俺たち親友だったのかよ」
「大夢の馬鹿も仕事残業になっても付き合わない」
大夢 「ご、ごめんて」
「ポアロのケーキ奢ってやるから」
「わいわい、ポアロのケーキポアロの
ケーキ」
「でも、安室さん苦手じゃなかった?」
大夢 「絶対に1人りで
行くなよ」
「1人で行くと何時も
怒るもんね」
(なんで?そんなに怒るかな)
大夢 「ゆっくり戻るか?
ほら、歩けるか?」
大夢が手を差し出すが
怖くて、握れないでが分かった大夢は、
麗奈の腕を掴み立ち上がらせる
「ご、ごめん…
びっくりしてありがとう」
大夢 「車乗る前に足の砂洗うぞ」
ゆっくりと2人で沙浜を歩いた