第10章 運命💎
「取りに部屋に戻ります」
赤井「あぁ」
赤井さんの部屋を出て
赤井さんから借りたシャツの匂い
を嗅いだ
「赤井さんの匂い安心するな」
まるで赤井さんに抱き締められる感覚だ
部屋に戻る前にキッチンに行く
キッチンでグラス2つとスッコチを持って
赤井さんの部屋に戻る
「赤井さんのすきなお酒持ってきましたよ」
赤井「重かっただろ?」
「大丈夫です」
「部屋に取りに行ってきます」
赤井さんの部屋から出て
自分の部屋に戻る
「手紙と箱持って行くか…」
その箱にはたかとの思い出が詰まった
箱だ
もう、2度と開けないと想っていた箱だ
部屋に戻るとベッドの上で
グラスを片手に上半身裸でレースのカーテン
からの月明かりで赤井さんがすごく
かっこよく
どこか部屋を間違ってしまうぐらに
その風景に合っていて
本当雑誌の1ページを切り抜いた
写真に見えた