第2章 雨空
大夢side
寝ろとは言うたけどよ
誰も無防備に寝ろとは言うてねぇ
俺は信用されてるて事かよ
麗奈が家を出る時2階の窓から殺気を感じて見ると
赤井とかいう奴の姿見えた
こいつだけは守る
運転しながら、寝ている麗奈に手を伸ばして
頭を撫でる
車で流している曲から
「your best friend」歌詞が聞こえてくる
「俺は親友か…」
電話した時鼻を啜る音と声が違った
多分、あいつとなんか合ったんだと気がした
だけど、絶対に麗奈は口に出さないだろうな
ふっと横を見ると
涙を流しながら「陽翔」と
麗奈が呟いたと同時に雫がまた落ちた…
「たか兄も勝ってないのかよ」
「俺って結構重たい男かよ…はぁ」
運転しなが想って考えてたら、目的地に着いた