第8章 貴方が彼の写真を見ていたら
Fling Posse
飴村乱数
「え…。鈴森〜!!」
貴方のスマホ画面を見て笑顔で抱きついてきます
後ろからの衝撃に目を丸くする貴方の唇にリップ音をたててキスをしました
「僕の写真見てくれてたんだよね?嬉しいなぁ。ていうか、僕が撮った鈴森の写真も見て〜!」
見せられる写真は貴方が撮られているのに全然気づいていないものばかりでした
夢野幻太郎
「…何を見ているのですか?」
後ろから話しかけられてスマホを急いで隠します
すると袖で目元を隠し始める彼
「わっちに隠し事…?浮気でありんすか?」
ありもしない事を疑われて慌てる貴方に彼は微笑んで聞いてきました
「画面の中の小生は如何でした?」
実は最初から見えていた彼です
有栖川帝統
「鈴森〜!…ん?」
ムッと口を一文字に閉じる彼
貴方が慌ててスマホを隠すと彼は笑ってスマホを取ろうとしてきます
「良いじゃんか〜。もう見たし!俺にも見せてくれよ。どんな風に撮れてんのか!!」
貴方のスマホの中に残ってしまうのなら全部かっこいいままがいい彼です
麻天狼
神宮寺寂雷
「鈴森……。」
後ろから呟き声が聞こえて急いで隠します
振り返ると顔を赤くしている彼が
「ああ、いや、ごめんね。スマホを勝手に覗いて見てしまった。」
慌てる貴方を見ながら謝る彼
顔を真っ赤にした貴方を見て微笑んでいます
「…………君は本当に可愛いね。」
伊弉冉一二三
「あー!!俺っちじゃん!!」
後ろからすごい声量です
驚いて振り返ると笑いながら謝る彼
「ごめんごめん。てか俺っち鈴森の前ではこんな感じなんだ?ほんとGIGOLOの俺っちとは全然違うじゃん!」
ケラケラ笑いながら写真を見ています
そして一通り楽しむと
「でも、本物の俺っちのがかっこいいっしょ?」
と確認してきます
観音坂独歩
「鈴森、……ふぇ?」
気の抜けた声でスマホを急いで隠しました
彼は真っ赤な顔をしてこっちを見ています
「え、今のって俺……?」
恥ずかしくて違うと言ってしまう貴方
すると一変してズーン…、と落ち込みました
「そうだよな…。俺のわけ…、え?俺?」
貴方が弁解すると嬉しそうに微笑む彼でした