第13章 心配されてみた
どついたれ本舗
白膠木簓
「どしたん鈴森。そないな怖い顔して」
そう言って貴方の顔の真似と言って彼は眉を顰めながらあなたを見つめます。
『そんな酷い顔してる?』と聞く貴方に
「うん。…まあ、俺はどんな鈴森も好きやけど強いて言うなら元気いっぱいのがええ〜!」
そう言って笑う彼に貴方もつい笑います。
「簓くんにドキッとして欲しい方は今すぐベッドに入って寝てくださーい。起きた後ニコってしてくれたら簓くん喜びますよぉ〜!」
そう言って寝室に案内されます。
躑躅森盧笙
「鈴森、寝なさい」
貴方の作業する手を止める彼。それでも貴方が作業を進めようとすると彼は無理やりベッドに運びます。
『後ちょっとだったのに〜…』と呟くと
「後ちょっとなら尚更寝るんや。効率が悪い。しんどいんやったら無理したらあかん」
と怒涛の説教が始まります。
『無理してないもん』と拗ねながら言うと彼は少し口を閉ざしてから悲しそうに微笑みます。
「…俺はお前が心配なんや。これ以上無理に笑う鈴森は見たくない。」
天谷奴零
「鈴森ちゃーん…っと」
呼びかけと同時に体がフワッと浮きました。いつの間にかお姫様抱っこをされているようです。
ベッドにつくと貴方にたくさん布団をかけます。
「さ、よく寝なさいよ」
と言って貴方の頬を撫でる彼
貴方が咄嗟に起き上がろうとすると彼はニッコリ笑ってそれを防ぎます。
「なんだ…。俺が居ないと寝れないか?なら一緒に寝てやるから」
『いや、違』「んー、おやすみ〜」
貴方を抱いて逃げられないようにして返事をする彼でした。