第4章 貴方がずっとスマホ触ってた
Fling Posse
飴村乱数
「さっきからずっとスマホ!僕も構ってよ〜!」
ベッドで仰向けになっていた貴方の上に乗って抱きついてきました
貴方がんー、と曖昧に答えると頬を膨らまして
「えーん!鈴森が構ってくんないよぉ!!今構ってくれなきゃやだやだ!!」
とスマホを取り上げてしまいました
「ぎゅーして!」
夢野幻太郎
「小生、実は病気なんです。」
そんな事を言う彼にスマホを即置きました
向かいに座って下を向く彼に泣きそうになる貴方
「…鈴森が構ってくれないと死んじゃう病です。助けてくれませんか?」
ふふ、と笑って貴方の手をとる彼
安心して崩れ落ちる貴方に彼は言います
「…これは嘘じゃないかもしれませんよ?」
有栖川帝統
「鈴森〜。鈴森鈴森〜!!」
後ろから抱きついてきて耳元でずっと貴方の名前を呼んでいます
それでも返事がなかったら
「……。」
静かになった彼の方をふと見ると下唇を突き出して拗ねてしまっている彼がいます
「お前が悪いんだからな!」
謝った後もそう言っていますがずっと貴方に抱きついています
麻天狼
神宮寺寂雷
(…何かに熱中しているんだろうね。)
最初はそう思っている彼ですが次第に定期的に声をかけてくるようになります
「鈴森、コーヒーはいる?」
「釣りでもどうだい?」
そんな彼に笑ってしまった貴方
すると彼も申し訳なさそうにふっと笑います
「ごめんね。邪魔してしまったかな?」
そんな彼に抱きつく貴方でした
伊弉冉一二三
「鈴森ちゃーん!俺っちと遊ぼうよ!」
前から抱きついてきてスマホを遠ざけました
また少しして貴方がスマホを触ろうとすると
「ダーメ。今は俺っちとの時間でしょ?」
と手を繋いできます
観念してたくさん彼と遊んでください
スマホよりも楽しい事をいっぱいしてくれますよ
「こっち見てくれて嬉しい!」
観音坂独歩
(…俺は忘れられてるのか?)
貴方の横に座りながら遠くを見ています
しかしせっかく2人でいられるのに、と少々怒りを覚えた彼は貴方のスマホをとりあげて言いました
「鈴森、そろそろ終わりだろ?…俺は鈴森の話を聞いたりしたい。」
手を握られてドキドキしてください
「あ、嫌だったか!?」
今になって焦りがきてますね