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《ハマトラ》Hikari-ヒカリ-

第2章 依頼人


ムラサキさんに家まで送ってもらい、お礼を言う。

「ありがとうございました、ムラサキさん」

「依頼だからな」

「明日もお願いします」

「あぁ」

そう言ってムラサキさんは私に背を向け、帰って行った。


***********************


「えぇえ!!?パーティ!?」

「そうよ、貴方、彼氏が出来たって言ってたじゃない」

「い、言ったけど…」

まさか、こんな話になるなんて…。ただのお見合い避けだったのに。←失礼

「ちゃんと出席するのよ」

「はーい…」

パーティと言うことを今日知った私だった。パーティは明後日のようでもう、場所とセッティングは終了済み。

「どうすんのよー!!!もうっ!!!」

ベットに寝転び、大声で嘆く。

「お嬢様、大声で叫ぶのはよして下さい」

そこに紅茶を入れた伊吹がやってきた。伊吹は私の世話係でいつも私のことを気にかけてくれている。
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