第3章 侵入者
トール「それより手紙のことを聞け!」
サイ「手紙?」
キラ「あ、ああ…なんでもないって」
トール「なんでもない訳ねぇだろっ」
キラはトールに手紙のことを問い詰めるよう促すがキラはそのことを濁す
リツカはその光景に横に見つつ壁にもたれかかっているカガリへと足を進める
貴方『こんにちはカガリ・ユラ・アスハさん』
カガリ「っ!なんでその名を…!」
貴方『そんなことは今どうでもいいんです
貴方がここで何かを見たとしても失望しないでください
これはもう引けないことなのですから』
カガリ「なにが言いたい」
貴方『戦争根絶はなかなか難しいということですよ』
突然ヘリオポリス全土がなにかにより大きく揺れる
キラたちは何が起こったかわからず声を上げる
キラ「っ!」
サイ「隕石か!?」
貴方『始まってしまった…』ボソッ
ミリィ「なに...なんなの!?」
サイは扉を開き、逃げている人達に状況を聞いた
ザフト軍がコロニーを襲っていると聞いたカガリは突然どこかへ走り出す
キラ「あっ君!」
貴方『キラ!』
キラ「直ぐに戻る!!」
貴方『トールそっちはお願い!
私はキラたちを連れて逃げる!』
トール「わかった!早く逃げろよ!」
貴方『うん!』
外は本当に悲惨なものだった沢山のモビルスーツが民間人諸共建物やシェルターを壊していた
貴方『キラ!』
キラ「リツカ!?逃げなかったの!?」
貴方『貴方たちを置いて逃げるわけないじゃない!』
キラ「っ!あぁもう!」
リツカの言葉に折れたキラはリツカの手を取りカガリを追いかける
キラたちはやっとカガリに追いつきカガリの腕を掴む
キラ「なにやってるんだよ!そっち行ったって...」
カガリ「なんで付いてくる!そっちこそ早く逃げろ!」
するとさっきまで通ってきた道が爆発し立っているのもままならずキラが支えてくれた
しかし道が無くなり戻ることもできなくなってしまった
キラ「女...の子...?」