第10章 消えていく光
貴方『皆安堵してる…でもこれからが…地獄だ』
ハロ「フアン?フアン?」
貴方『まぁね。守れるかな?いや守ってみせる』
皆が安堵している中、ザフト軍がこちらへ向かっていた。アークエンジェルはそれに気づき戦闘配備につく。
キラ「リツカ!」
貴方『わかってる!』
騒ぎを気になったラクスとアキラがまた部屋から出てきていた。キラはぎょっと驚き、一旦戻る。
キラ「また!?」
ラク「なんですの?急に賑やかに…」
キラ「戦闘配備なんです。さぁ中に入って。ここの鍵は一体どうなってるんだ?」
貴方『今はそういうの気にする所じゃないから。危険なので中にいてください』
アキ「戦闘配備?戦闘になるのか?」
キラ「そう。というかとっくにそうです…」
ラク「キラ様たちも戦われるのですか?」
キラ「とにかく部屋から出ないでください。今度こそいいですね?」
貴方『ごめんなさい。窮屈な思いさせて…でも本当に危険ですから中にいてくださいね』
そう言うとキラとリツカは急いで自分の機体へと急ぐ。その途中で誰かに声をかけられる。後ろを振り向くとそこにはフレイがいた。
フレ「キラ!リツカ!戦闘配備ってどういこと?先遣隊は?」
キラ「わからない。僕にはまだ何も…」
フレ「大丈夫だよね?パパの艦やられたりしないわよね?ねぇ?」
フレイは不安になりキラたちの軍服を掴む。キラはフレイを安心させるように笑顔を向ける。
キラ「大丈夫だよフレイ。僕たちも行くから」
貴方『大丈夫。絶対に沈ませないから』