第2章 はじめまして
キラ「は、早いよふたりとも…」
貴方『はぁ…はぁ…』
ミリィ「やっと来たのね」
トール「というかキラ」
キラ「…ん?」
トール「いつまでリツカの手を握ってるんだ?」
キラ「へ?」
貴方『あはは…///』
キラはゆっくりと自分が握っている彼女の手を見る
キラの顔はみるみる赤くなっていき、勢いよく手を離した
キラ「///」
貴方『あー…気にしないで?ね?』
キラ「え…」
貴方『え?』
キラ「い、いや!なんでも!」
貴方『??』
ミリィ「ほほーう…これは…これは…」
二人の会話を後ろから見ていたミリィはニヤリとトールにひそひそと話す
トールはミリィの話を聞いて同じくニヤリと笑い二人の後ろへ行く
貴方『トール?どうしたの?』
キラ「?」
トール「そりゃあ!!」
キラ「え!?わぁ!」
貴方『ひゃあ!』
トールはどこからともなく持ってきた布を二人に思い切りかぶせたのだ
ミリィとトールがにやにやしながら布を取ると抱きしめ合い顔を真っ赤にしている二人が
貴方『え…あ…え?』
キラ「ど、どういう…え?」
ミリィ「どう?びっくりした?」
貴方『え?…う、うん?』
トール「咄嗟とはいえ抱きしめあってるのなんなの?」
貴方『え…あっ…ご、ごめんなさっ!』
キラ「・・・・」
貴方『んっ…ん?え?
き、キラさん?離して貰えます?』
キラ「う、うん…ごめん…」
貴方『?』
ミリィ「そういえばリツカってどこに住んでるの?」
貴方『えっと…その…こっちに引越ししようと思ってて…』
ミリィ「え!?ここじゃなかったの!?」
貴方『う、うん』
リツカはミリアリアの質問に戸惑っていた
もちろん自分はこの世界の人間では無いからだ
貴方『聞きたいことあるんだけど…なぜ私はキラたちに連れられているの?』
ミリィ「そりゃあ他の人に紹介したりしたいもの!」
トール「いいやつらばかりなんだぜ!」
キラ「リツカならすぐ仲良くなれるよ」
貴方『そ、そうだといいな…』
トール「今日も平和だなぁ」
ミリィ「永遠に続くといいわね」
キラ「うん きっと続くよ」
貴方『そう…だね…』
リツカ以外誰も知らない…こんなに平和なところがあんなことになるなんて…
この日、みんなの運命を大きく変えるのであった…