第8章 襲撃
貴方『シャワー浴びたい…』
キラ「仕方ないよ補給受けられなかったし」
エトワールとストライクの整備が終わった二人は食堂へ向かっていた。アルテミスでは補給が受けられずシャワーも浴びられなかった。
トール「お?ストライクとエトワールの整備完了か?」
キラ「うん…でもパーツ洗浄機もあまり使えないから参っちゃうよ」
貴方『こっちも終わったけど手間かかって大変だよ』
フレ「あ、あのキラ…リツカ…」
フレイがおずおずと声をかけてきた。もちろんこれは自分で来たのではなくサイに言われて…だ。
キラ「え?」
貴方『どうしたの?』
フレ「この間はごめんなさい。私考え無しにあんなこと言っちゃって…」
キラ「あんなこと?」
フレ「アルテミスでキラがコーディネイターだって…」
キラ「っ!」
キラは始めの方に顔を強ばらせたがすぐにいつも通りの顔に戻すが無理していることが丸わかりである。
キラ「いいよ別にそんなこと。気にしてないから…本当の事だしね」
フレ「ありがとう。リツカもごめんね?」
貴方『んーん謝ってくれただけ嬉しいよ』
そうは言ったもののキラのことが心配である。謝られたとしても傷つけられた事は変わりないのだから。
サイ「補給を?受けられるんですか?どこで?」
ムウ「受けられるというか…まぁ勝手に補給するというか…」
マリュ「私たちは今デブリベルトに向かっています」
サイ「デブリベルトって…ちょっと待ってくださいよ!まさか!」
フラガたちから補給を受けられると聞いた彼らは喜んだ。しかし目的地を聞いたサイはあることに気づく。
貴方『デブリベルトは破壊された戦艦とかがあるからそこで補給を受けよう…そういうことですか?』
ムウ「そういうことだ。そうしなきゃこっちが保たないんだから」
マリュ「貴方たちにはその際、ボットでの船外活動を行ってもらいたいの」
もちろんみんなはやりたくないという顔をする。これはもはや墓荒らしと似たようなことをすると言っているようなものだからだ
ナタル「あまり嬉しくないのは同じだ。他に方法がないのだ。我々が生き残るためにはな」
貴方『わかりました。あまり気が進みませんが生き残るためなら…』
マリュ「ありがとう。貴方には苦労をかけるわね」
貴方『いえ皆同じですから…』
キラ「リツカ…」