第7章 危機を乗り越えた大天使
エトワールをハンガーにかけ、コクピットから出てくると目の前にはフラガ大尉が居た
貴方『フラガ大尉』
ムウ「お疲れさん」
貴方『お疲れ様です』
ムウ「上出来だったぞ」
貴方『えへへ』
フラガとともに戻ろうとしていたらマードックさんがストライクのコクピットに向けて声をかけていた
マー「おーい!こら坊主!」
ムウ「ん?どうした?」
マー「あぁなかなか坊主が出てこねぇんで…」
ムウ「おやおや…」
貴方『私に任せてください』
ムウ「ああ頼む」
そういうと彼女はコクピットを開き中を除くと肩で息をして固まる彼の姿があった
貴方『キラ終わったよ?』
キラ「はぁ…はぁ…」
貴方『ほらほらレバーから手を離して?ね?』
リツカはキラの指を少しづつレバーから離す
彼はまだ心ここにあらずのような感じだ
貴方『もう…き〜ら!』
キラ「あっ…えっ…リツカ?」
貴方『せいか〜い!ほらもう終わったよキラ
アークエンジェルもみんなも無事だよ』
キラ「リツカ…僕…」
貴方『終わったよ〜大丈夫大丈夫』
リツカはキラを抱きしめると子供あやす様に背中をぽんぽんっと叩く
キラは涙を隠すようにリツカのお腹に顔を埋める
貴方『よく頑張ったね…ありがとうキラ』
キラ「ぁぁぁぁ…!」
キラは彼女の腕の中で泣いた…彼女はキラが泣き止むまでずっと頭を撫で続けていたのだった
キラ「///」
貴方『キラ〜そろそろこっち向いてくれても良くない?』
キラ「無理だよ…///」
貴方『抱きついてくるキラ可愛かったなぁ』
キラ「ちょっとリツカ!///」
貴方『ふふっ冗談!やっとこっち向いてくれたね』
キラ「あっ///」
貴方『ありゃ?』
泣き止んだキラは着替えてリツカとともに戻ってくるとそこにはフラガが立っていた
ムウ「ちょっと言い忘れてた」
キラ「はい」
貴方『はい?』
ムウ「ストライクとエトワールの起動プログラムをロックしておくんだ君ら以外誰も動かせることが出来ないようにな」
貴方『勿論しておきました』
ムウ「それならいいんだが」
キラ「?」
キラは彼女に言われもちろんロックしたがなぜだかわからず首を傾げたのであった
そしてアークエンジェルはアルテミスへと到着したのだが不穏な空気が漂っていた