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貴方を導く星に【ガンダムSEED】

第5章 美しかった街


トールたちから離れたキラのそばにいるとフラガから声がかかる

ムウ「マードック軍曹が怒ってるぞ?
人手が足りないんだ自分の機体ぐらい自分で整備しろと」

貴方『ああ…なるほど…』

キラ「僕たちの機体?ちょっと僕たちの機体って…」

ムウ「今はそういうことになってるってことだよ
実際あれには君たちしか乗れないんだから仕方ないだろう」

キラ「そりゃあ仕方ないと思って二回目も乗りましたよ!
でも僕たちは軍人でもなんでもないんですから!」

ムウ「いずれまた戦闘が始まった時今度は乗らずにそう言いながら死んでくか?」

キラ「っ!」

キラはムウの言葉に不満をこぼすがムウの一言により何も言えなくなる


ムウ「今この艦を守れるのは俺とお前たちだけなんだぜ?」

キラ「でも僕は…っ」

ムウ「君は出来るだけの力を持っているだろ?なら出来ることをやれよ そう時間はないぞ?悩んでいる時間もな」

サイ「あの!この艦はどこに向かってんですか?」

ムウ「ユーラシアの軍事要塞だ
ま、すんなり入れればいいななってとこさ」

リツカは歩いていくフラガを追いかけると後ろからハロも付いてきた

貴方『事実ですけど他の言い方なかったんですか?』

ムウ「あれだけ言わなきゃあいつは動かないだろう?」

貴方『確かにそうですけど…』

ムウ「君はどうするんだ?エトワールは君にしか動かせない」

貴方『愚問ですね乗りますよ』

ムウ「人を殺すとしてもか?」

彼の目は冷たく鋭く…自分を確かめているような感じがした

彼女は冷静に淡々と自分の意見をフラガに伝える

貴方『人を殺さなくとも倒すことは出来ます』

ムウ「君は強いな」

貴方『強くないですよ…』

ムウ「これからも戦闘になる頼りにしてるぜ」

貴方『はい期待に添えるよう頑張ります』

ムウ「ああ」

フラガはリツカの頭をひと撫でしたあとブリッジへ向かう

リツカは恥ずかしさやら嬉しさやらで心がおかしくなったが頑張ろうと思えたのだった
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