第5章 美しかった街
ナタル「X-100 エトワール 応答しろ!」
貴方『ヘリオポリスが…』
キラ「リツカ!聞こえる?リツカ!」
貴方『っ!ごめんっ!護るって言ったのに!』
ナタル「X-100 エトワール!リツカ・セルフィア!」
貴方『っ!は、はい!』
彼女はこれまでのことに呆然となってしまっていたがアークエンジェルからの通信で意識を元に戻す
ナタル「無事だな?艦の場所はわかるか?」
貴方『場所も分かりますし自分は無事です…』
ナタル「ならば帰投しろ」
貴方『了解』
エトワールはアークエンジェルへ帰投し、コクピットから降りるとそこにはキラに抱きついているフレイが居た
貴方『あー…お邪魔だった?』
キラ「リツカ!?これはっ!!」
フレイ「リツカ!!」
貴方『わわっ!!』
こちらに気づいたキラは急いでフレイと距離をとる
フレイは彼女だと気づきリツカに勢いをつけて抱きついた
フレイ「貴方も無事だったのね!」
貴方『う、うん…フレイも無事でよかったよ』
キラとリツカはフレイを連れてトールたちの所へ向かう
入るとトールたちは椅子に座っており、こちらに気付くとサイは立ち上がりフレイはサイに抱きつく
アークエンジェルはアルテミスへ向かうためまた動き出した
カズイ「どこに行くのかな?この艦」
サイ「進路変えたよね?まだザフトいるのかな?」
トール「この艦とモビルスーツを追ってるんだろ?
じゃあまだ追われてんのかも…」
フレイ「え?じゃあなに?これに乗ってた方が危ないってことじゃないの!やだぁちょっと!」
キラ「っ…」
貴方『フレイ落ち着いて…何処にいても同じだよ…』
救命ポットをアークエンジェルに持ってきたキラはフレイの言葉に傷つく…それに気付いた彼女はフレイを宥めキラの背中をさする
ミリィ「壊された救命ポットの方がマシだった?」
フレイ「そ、そうじゃないけど…」
貴方『キラ』
キラ「リツカ…僕…」
貴方『気にしてるの?さっきのフレイの言葉』
キラ「うん…」
貴方『キラは間違ってないよ
あの壊れた救命ポットじゃあ逆に危ないもの』
キラ「そう…かな…」
貴方『そうだよキラの判断は正しいよ』
キラ「ありがとうリツカ」
貴方『うん!』