第1章 貴方は
それから俺はすみれちゃんに色んな質問を投げかけた
結果わかった事は、
すみれちゃんには1部の記憶が無い
年齢はひとつ下の高校2年生程だと思うと教えてくれた。
彼女は制服を着ていたが、確かに見覚えのない制服だった。
そして気がついた頃にはもう既に俺たちの出会った山にいて、
絶望していた時に俺の叫び声が聞こえて駆けつけてきたんだそう。
おまけにそれ以前の記憶は何者かに名前を呼ばれ、後に真っ白な世界に閉じ込められた事だけだそう。
そして彼氏はおそらくいないとの事だった…()
自分の容姿や性格や名前などの基本情報、世間の常識は分かるようだが…
「帰る家がないのかぁ…」
『はい…。』
俺が難しい顔をして考えているところを見ると途端に
『あの!!わたし、アルバイトします…!
それで、、お金貯めて…家を出るので!
それまでは、此処に居させていただけないでしょうか…!』
俺は急な提案に驚きつつも彼女からの信頼を得られていると感じ、
心を躍らせた。