第1章 貴方は
山道に入っていくと、不思議と先程の暑さは感じなくなった。
あたりは真っ暗。
道は軽く整備されているものの、とても動きやすくは無い。
「あー…くそ、、むかつくな…」
ちいさな山ではあるがこのままでは
何れ山道を転がり落ちるのではないだろうか?
唐突な不安が徹を襲った。
「やっぱ引き返すか…」
仕方なく引き返そうとしたその時だった
ズッッ
「うゎぁあ!?!?!」
見事なフラグ回収。徹は足を踏み外し転がり落ちた
「…いた、うわもうさいあく…」
「試合も控えてるのに…嗚呼、、」
『あの…?』
は?
「えっ?あ、、…」
「ええええええええ!!!????!」
徹が何故驚いたのか、
彼の見上げる先には確かに1人の少女が居た。
『あの…おどろかせ、ましたよね…
そりゃ驚きますよね、すみません…』
申し訳なさそうに頭を下げる少女
「いや、うん…そりゃ驚いたけどさ…
君、どうして此処にいるの? 大分遅い時間だよね…」
徹がそういうと彼女は突然大きな瞳を潤ませた
「え、!ちょ…」