第2章
彼女にはここ数日の間で大きな変化があった。
彼女は烏野高校に編入した。
手続きにはものすごく手こずったのだが、彼女は成績も優秀だったようで試験を受けることでかなり融通がきいた。
本当は自分と同じ青葉城西高校に編入させたかったのだが、
主に学力と人間関係が心配だったため、烏野にした。
及川さんと一緒に行動していては目立つし、
俺には熱烈なファンもついている。
最悪すみれちゃんが妬まれていじめなんかもありえるかもしれない…
私立高校は記憶喪失な身元の分からない
女の子を受け入れてくれそうにもなかったし…
何かあればまたすぐに城西に来ればいい。
「はぁ…」
こんなに大きなため息をついたのはいつぶりだろうか?
というのも、すみれちゃんが高校に通学するのは明日からなのだ。
「すみれちゃん、本当に大丈夫?今からでも…
俺と同じ高校にできるよ?」
『いえいえ、私の見元が分からないばかりにあんなにも苦労してやっと入れたんですから! 私は烏野高校に行きます!』
拳をぐーの形にして天井に掲げた
可愛いなぁ…じゃなくって、
「何かあったら直ぐに連絡すること!
それと登下校は必ず俺と一緒に!
あとあと、友達が出来たらどんな子か、みーんな及川さんに言ってね?」
『?…わかりました!』
「いい子だ!」