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《赤井夢》Happiness{R18}

第57章 綺麗




『私が言わせた感じになってない…?』

「そう思うなら何度でも言ってやる…
ずっと見惚れてしまうほど綺麗だった。」





見惚れてたって…赤井さんが私に…?

そんなの全然気づかなかったよ…。





「撮影現場に入って来たお前を見た時
あまりの美しさに息をするのを忘れていたくらいだ。」

『っ、そんな…私よりドレスの方が綺麗で…』

「確かにあのドレスも綺麗だったが
それを着ている美緒はより綺麗だった。」





…こ、こんなに何回も綺麗だって言われるのは
流石に照れる!!

言ってくれるのはもちろん嬉しいんだけど
顔を見ながら真面目な表情で伝えてくる赤井さんにドキドキして……


この心臓の鼓動が赤井さんにも聞こえちゃいそうだよ…





「美緒」

『?っ、…ん…』




名前を呼ばれて視線を合わせると甘いキスをされて…


そのキスは少しずつ激しくなり
赤井さんの舌が私の舌と濃厚に絡み合った。




『んんっ……はぁっ、…ぁ…』

「っ、美緒…抱かせろ…」




キスの合間に赤井さんは綺麗な翡翠色の瞳で私を見つめていて、その瞳は何度も見たことがある欲に溺れそうなものだった。






『うん…抱いて?赤井さ…、っ…!』




赤井さんは私の返事を聞くといつものように軽々と私を抱き上げ
寝室に向かって歩き出していた。




『いつも思うんだけどさ…私重いでしょ…?』

「お前のどこが重いんだ、
大体45キロなんて平均体重よりかなり下回っているだろう…頼むからもう少し太れ。」

『やだ、よ…太ったら赤井さんに
抱っこしてもらえなくなっちゃうじゃん…』

「俺はそんなヤワじゃない。美緒がどれだけ太っても
こうやって抱き上げて運んでやる…寝室にな。」

『っ、ばか…赤井さんのえっち…』

「俺がこうなるのはお前にだけだ。」




その言葉にドキッとしたところで寝室に到着し
扉が閉まるのと同時に私は抱っこされたまま
自分から赤井さんにキスをした。



『どんな赤井さんも…すごく好き…』

「っ、犯されたいのか馬鹿。」



赤井さんになら何をされてもいい…



口に出して言うのは恥ずかしくて
心の中でそう思っていると、私の体はベットに下ろされていた。




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