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《赤井夢》Happiness{R18}

第53章 詫言 ✴︎




『…動いていいよ?』

「っ、だが…」

『私もこのままでいる方が…辛い…』



赤井さんの背中に手を回してギュッと抱き付くと
耳元で小さなため息が聞こえた。

…そしてすぐに赤井さんは律動を再開し
私の奥の方を突いてきた。




『あっ…!奥…きもちっ…んぁぁっ』

「俺もだ…っ、お前のナカ…気持ちいい…」


赤井さんの顔を見るとすぐに目が合い
それだけで胸がドキッと高鳴った。


よかった…
ちゃんと私のことを見てくれてる…



『あっ…だめッ…もうイッちゃ…う…!』

「くっ…俺も…出る…っ!」

『ひゃっ…!ぁ…あぁあっ…!』



私が絶頂を迎えると、赤井さんも達したようで
荒く息を吐きながら欲を吐き出していた…



「…美緒……」

『っ、ん…』


赤井さんの綺麗な翡翠色の瞳に見つめていると
優しくキスをされて…

後処理を済ませると、赤井さんは私の体を抱き上げた。




「風呂に入るぞ。」

『うん…でも私、自分で歩けるよ…?』

「いいから捕まってろ。」



お姫様抱っこをされたまま浴室に向かい、
脱衣所に着くと下ろされて互いに服を脱いでお風呂の中に入った。




赤井さんは私の全身を丁寧に優しく洗ってくれて…


お互いに洗い終えたところで浴槽に浸かり
以前と同じように私の体は後ろから抱き締められている状態だった。




「体辛くないか…?」

『うん、大丈夫だよ!』

「美緒…本当に悪かった…
あんな風に抱くなんて…最低なことをした…」

『謝らなくていいよ!!
安室さんに何か嫌な事言われたんだよね?』

「…。」



赤井さんは私の質問には答えなかったけど
無言の肯定って感じだった。


そんなに嫌な事を言われたのかな…?



『明日安室さんに文句言っておくね!
赤井さんのこといじめないで、って!』

「いや…いじめられた訳では…」

『でもひどい事言われたんでしょ?
言いたくないなら言わなくてもいいけど
赤井さんを苦しめたんだから、ちゃんと叱ってくる!』



安室さんには恩があるけど
私の大事な赤井さんを傷つけるのは許せない!


安室さんに対して怒りを露わにしていると
私の体を抱き締める赤井さんの腕の力が強くなった。







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