第45章 久々 ✴︎
『あっ…!なん、で…っ…』
「お前が…可愛い事を言うからだろう…っ…」
…思った事を言っただけなのに!
そう言いたくても奥ばかり突いてくるから
私は喘ぐ事しかできなくて……
強い快感に耐えられなくなり、頭の中が真っ白になってきた。
『あかいさ…っ、私、もう…ッ…』
「っ、一緒にイクか…?」
コクコクと首を振って頷いてると、再びキスをされた。
『ふぁっ…イ、クッ……んんー…っ!』
「はぁっ…出る…ッ…!」
私達はキスをしながら互いに達し
落ち着くまでずっと唇を重ねたままでいた…
『赤井さん…おかえりなさい。』
「ふっ…ただいま、美緒。」
優しく笑う赤井さんと何度もキスを繰り返し
脱ぎ捨てたルームウェアを着て
私達はそのまま抱き締め合って眠る体勢に入った。
朝方近くまで抱かれると思ったけど
赤井さんは私の体を気遣ってくれているのか
今日はもう襲われることはなさそうだった。
久しぶりに2人で抱き合いながら眠る夜…
今後も赤井さんと
今回のように何日も会えない日が続くことがあるかもしれない…
それでもこうやって会えた時には
会えない日の寂しさを忘れてしまうくらい幸せ…。
赤井さんがアメリカに行く前
振られるかも……と勘違いをしたし、
本当に帰国することになったら私達の関係がどうなるかなんて分からないけど…
今は未来への不安なんて考える余裕もないくらい幸せ…
先のことは焦って考える必要なんてないよね…
そんな事を考えていると
私はいつの間にか眠っていて、気がつくと朝を迎えていた。
(それで…?)
(?はい…?)
(お前はなぜ俺が怒っていると思ったんだ?)
(えっ、と…赤井さんがアメリカに行っている間に
安室さんと2人で会ったりしたから…です…)
(あぁ…その仕置きはまた後日する。)
(はい…ごめんなさい…)