第41章 返礼
「…似合ってる。」
『っ、良かったです…』
「だがな美緒、お前に一つ教えておいてやる。」
『え?…っ、きゃっ!』
横たわったまま赤井さんの言葉を待っていたら
赤色のブラジャーはホックも外さず上にずり上げられて
私の胸が剥き出しになった。
「お前の気持ちは嬉しいが、下着はすぐに脱がすから…
あまり気にする必要はないぞ?」
そう言いながら私の胸に顔を埋めた赤井さん。
そしてそのまま胸の一部を吸い、赤い痕を残した。
「しかし俺の為にこの下着をつけてくれたと思うと…
そそられるな…」
『っ、あ……んんーッ!』
1週間ぶりに会った赤井さんと私はそのまま激しく体を重ねた。
言われた通り赤い下着はすぐに脱がされてしまって…
あまり意味がないと言っていた赤井さんだけど
なんだかいつもより少しだけ嬉しそうに見えた。
私はそんな赤井さんを見れたのが嬉しくて…
情事の後、2人で裸のままベットに横になり
抱き締めあっていた。
『赤井さん…デート楽しみにしてます。』
「俺もだ。美緒と2人で出掛けるのは久しぶりだからな。」
『ふふっ、来週が待ち遠しいです。』
赤井さんの逞しい胸板に顔を埋めながら
デートができる喜びにウキウキしている私。
しばらく2人で他愛無い話をしていると、睡魔が襲ってきて
私達はいつの間にか眠りについていた。
翌日は赤井さんが仕事の為、朝イチで彼を見送り
工藤邸の掃除を済ませてから私は自分のアパートへ帰ってきて
その日の休日は1人でのんびりと過ごした。
赤井さんとのデートは1週間後の土曜日…
月曜日からの仕事の間、私は完全に浮かれていて
テンションが高いまま1週間を過ごし、デート当日である土曜日を迎えた。