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《赤井夢》Happiness{R18}

第38章 危機



『じゃあたくさん食べて下さいね!
良かったら他の捜査官の人達もどうぞ?』



バスケットを机の上に置かせてもらって蓋を開けると
赤井さんはすぐにサンドイッチを手に取り口に含んでいた。




「ん、美味いな……これはローストビーフか?」

『はい!昨日の夜に仕込んでいたのを使いました。』



赤井さんが食べている様子を見て
キャメルさんもお腹が空いていたようでBLTのサンドイッチを食べていた。



「お、おいしい!!!
これ本当に美緒さんが作ったんですか!?
ここのホテルの食事より美味いですよ!」

『そ、そうですか?お口に合ったようでよかったです。』


キャメルさんがパクパクと食べている様子を見て
他の捜査官の人達も食べたいと言ってくれて…


すごい勢いでサンドイッチは減っていった。




『…皆さんそんなにお腹が空いていたんですね。』

「馬鹿、お前の作るサンドイッチが美味すぎるんだ。」

『ふふっ、たくさん作ってきた甲斐がありました。』



私が作ったものを食べて
捜査官の人達が仕事を頑張れるように元気になってくれたら嬉しいな…。





「噂には聞いていたけど
シュウの彼女さんの料理ってすごく美味いんだな!」

「また何か作ってきてくれませんか!?
俺、甘いものが好き!」

「!!リクエストするなんてずるいぞお前!
じゃあ俺は日本食が好きなんで…おにぎり!」

「俺は肉が好きだからフライドチキンを!」


『え!?えーっと……』


それはもう差し入れではなく普通のご飯では…?



反応に困っていると、赤井さんの手が私の頭の上に置かれた。




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