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《赤井夢》Happiness{R18}

第35章 水着 ✴︎



『赤井さんの嘘つき…!』

「悪かった…
お前の水着姿を見たからつい気持ちが昂ってな…」

『じゃあ…許す代わりと言ってはなんですが…
その…今度する時は…
ちゃんと赤井さんの顔見ながらしたいです…。』

「っ、お前…これ以上俺を骨抜きにしてどうするつもりだ?」




骨抜きって…
別にどうこうしようとか考えていないんですが…。



なんでそんな事を言われたのか頭を悩ませていると
昴さんの顔をした赤井さんが顔を近づけてきて
綺麗な翡翠色の瞳が片方だけ見えた。




『やっぱり…赤井さんの瞳って綺麗です。』

「そうか?」

『そうですよ。ずっと見ていたいです。』



私の言葉にフッと笑みを溢した赤井さんは
私の唇にちゅっ、とキスをした。



「もう少しお前と一緒にいたいが…
今日はまたこれから仕事に戻らなければならないんだ。」





え…

…ってことはあの水着写真を見たから
仕事抜け出してわざわざここに来て私を抱きに来たってこと!?

FBIってそんなに自由なんですか!?




『ジョディさん達に怒られません…?』

「あいつだけには
美緒の家に行くと言ってきたから大丈夫だ。」



それの何が大丈夫なんですか…?
仕事をサボる言い訳にすらなりませんよ…?




「沖矢昴のままで抱いたこと…お前は嫌だったかもしれないが
俺は美緒のおかげでまだまだ仕事を頑張れそうだ。」




赤井さんはそのままベットから立ち上がり
服を整え寝室を出て玄関へ向かったので
私も見送りをするため、床に落ちていたバスタオルを拾い
体に巻きつけて赤井さんの後を追った。




『お仕事頑張って下さいね。』

「あぁ、しんどくなったらお前の水着画像を見る。」

『なっ!?やめて下さいっ!』

「ははっ。」




赤井さんは意地悪な顔を向けた後
私の頭を一撫でして部屋を出て行った。

帰り際にも綺麗な瞳を見せてくれて…



『……あれ?』




そういえば赤井さんの瞳って
今日会った世良さんと同じ色…だよね…?







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