第35章 水着 ✴︎
たまたま…とか?
いや…偶然にしては珍し過ぎる。
あんなに綺麗な瞳、日本ではあまり見ないし…。
『まさか…世良さんが……?』
一つの仮説が思い浮かび
私は着替えをしてから赤井さんにメールを送った。
【世良真純さんっていう女子高生探偵知ってますか?】
するとすぐに返事が来て、私は画面を開いた。
【妹だ】
…やっぱり!?
あの子が赤井さんの妹だったんだ!!
でもあの子も太閤名人と同様
赤井さんとは違う苗字なのが気になったけど
その理由は今度赤井さんに会えた時に聞いてみようかな。
初めて赤井さんの家族に会えて…
世良さんは私が赤井さんの恋人だとは知らないけど
なんだかすごく嬉しい気持ちになり
その日の夜はとても幸せな気持ちのまま眠りについた。