第35章 水着 ✴︎
『そんな奥ッ…だめっ…いやぁ…ッ…!』
「くっ……やめてほしいなら…着ると言え。」
『ゃ…無理で、す……ああっ!』
「そうか…。じゃあ、やめてやれないな?」
赤井さんの意地悪な声が直接耳に響いて
それだけでも私は感じてしまい、目から生理的な涙が溢れ
バンダナが湿ってきた。
『あっ…ああっ…だめ…ぇ…!』
「だめと言う割には俺のを締め付けてくるぞ?」
『っ…も…ぅ…おねが…い…です…
ちゃん、と……んんっ、着ますから…ぁ…』
「ふっ…いい子だ。」
頭を撫でられる感触がしてから
奥の方へ突くのはやめてくれたけど…でもそれは一瞬だけだった。
「悪いな、美緒…もう少し耐えてくれ。」
『へっ…?…ッ、ああっ…ん!』
再び奥の方を突かれ、文句を言おうと思ったのに
キスで口を塞がれ何も言わせてもらえなかった。
「はぁ…っ…美緒…気持ちいい。」
『んんっ…!あかいさ…んっ……キス…もっと…』
与えられる快感が強すぎて
文句なんか言うより赤井さんを感じたくてキスをねだった。
くちゅくちゅ、と舌を絡めながらも
赤井さんの律動はずっと激しいままで……
私は再び限界が近づいてきた。
『あかい、さ……イッちゃう…!』
「っ…俺もだ…もう……イク…』
『んっ……ッ、ああぁ…っ!』
「くっ…!」
ナカに入っている赤井さんのモノが硬さを増し
ビクビクと震えていて…私達は同時に達してしまったようだった。
…そして赤井さんは後処理を済ませると
ようやく私の視界を塞いでいるバンダナを取ってくれて
目を開けると昴さんの顔をした赤井さんと目が合った。