第34章 水泳
『何かあったのかな…?』
「さぁ?
それよりお腹空いたから早く着替えてランチ行こ!」
結局私は一度もプールに入ってないから
水着を着る必要なかったんじゃないかと心の中で思いながら更衣室に向かった。
そして更衣室には先ほど会った女子高生3人組もいて
私達と同じようにこれからランチに行くみたいだった。
「先生、良かったら私達と一緒に食べませんか?」
「いいねそれ!大勢の方が楽しそうだし!
世良ちゃんもいいよね?」
「ああ、ボクは構わないよ。」
私に女子高生の知り合いがいるとは思っていなかった友人にも
簡単に彼女達の説明をした。
「私も別にいいよ?
現役女子高生の話とか色々聞いてみたいし。」
『そう?じゃあせっかくだし一緒に食べよっか!
早く水着着替えないとね。』
話が纏まったところで
女子高校生達から離れ、自分達のロッカーに向かった。
私は友達とランチビュッフェが楽しみすぎてワクワクしていたから…
まさか園子ちゃんが私にカメラを向けていたなんて
全く気付く事ができなかった…。
ーーー…
ホテルのビュッフェにやってきた私達。
楽しく会話をしながら
お皿に盛った数種類の料理を味わっていた。
「んー!結構美味しいねここの料理。」
『本当だね!このお肉すっごく柔らかいし…
私も今度作ってみよ。』
「あんた…相変わらず料理バカなのね。」
…せめて料理好きって言ってくれない!?
友人のその発言に
クスクス笑っている女子高生達と江戸川くん。
終始楽しい雰囲気のまま食事は進み
話は先ほどプールを退去させられた話になった。