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《赤井夢》Happiness{R18}

第29章 記憶




翌朝ー…



朝早くに目覚めた私は二度寝しようと思ってもなかなか眠れず…



赤井さんと会えなくなってしまったので
特にやる事を決めていなかった休日…。



朝食を済ませ、一通り家の掃除を終えてから何をして過ごそうか考えていると、机に置いていた私のスマホが着信した。



『はい、もしもし?』

「先生、朝早くからごめんね。」

『ううん、大丈夫。もう起きてたから。』


電話は江戸川くんからかかってきたもので
私に頼みがあると言ってきた。



「実は今日博士達と
リニューアルした東都水族館に行く予定なんだけど…」

『そういえばみんなで楽しそうに学校で話してたね。」

「あぁ…
それで引率者の博士が食べ過ぎで腹壊しちゃってさ…
今日子供達を連れて出かけるのは無理になっちまって…」


…なるほど。
それで私に電話をかけてきたんだ。



「毛利のおっちゃんは寝ててまだ起きないし
蘭姉ちゃんも予定があるみたいでさ…。」


赤井さん…
じゃなくて昴さんも仕事で家に帰ってないしねー…。



『みんなを連れて東都水族館に行けばいいのかな?』

「お願いできる?
あいつら若山先生なら連れてってくれるはずだって
めちゃめちゃ期待してんだよ…」


なんだかそれはそれで阿笠さんに悪い気がするけど…



『分かった。
でも私、車は持ってないから電車で行く事しかできないけど
それでもいいかな?』

「もちろん。
電車での行き方は灰原が調べてくれてるから…
今から30分後に米花駅に待ち合わせでもいい?」


『了解。じゃあまたあとでね。』



暇してたから丁度いい用事ができて良かった〜。


すぐに出かける準備を済ませて米花駅に向かい
子供達と合流して私達は東都水族館を訪れた。






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