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《赤井夢》Happiness{R18}

第28章 真相 ✴︎




「大丈夫だ。俺達は簡単にやられたりはしない。
だからお前は馬鹿みたいに笑って過ごしていればいいんだ。」


いや、馬鹿みたいって……
そんな能天気に過ごして良いの?

まぁ、どっちみち私には何も出来ないんだけどさ。



「疲れた時には美味い飯を作ってくれ。
俺はそれだけで頑張れる。」


『…ふふっ、わかりました。
元気になってもらえるようなご馳走作りますね!』


笑顔を向けてそう言うと
赤井さんもフッと笑いながら私の頭を撫でてくれた。


「私とキャメルも時々ご馳走になってもいいかしら?」

『もちろんです!!喜んで作りますから
いつでも言って下さいね!』




話が終わったところでコーヒーを飲み終え
ジョディさんとキャメルさんは仕事に戻ると言い、椅子から立ち上がった。



「そういえば、美緒はどうしてこの家にいるの?」

『組織の人に狙われないように、念の為ここに避難してるんです。』

「へぇ!じゃあ期間限定の同棲ですね!」



………同棲!?



『ちがっ…!
キャメルさん違いますよ!私はただの居候で…!』

「違うのか?俺は同棲だと思っていたが」

『へっ!?』



パッと赤井さんの方を振り向くと
至って真剣な顔でそう言っていて…




『っ、そ、そんな…人様の家で同棲なんて…』

「あははっ!美緒顔が真っ赤よ?
あなたそういうところが本当に可愛いのよね〜」

『もう!ジョディさん!揶揄わないで下さい!』




そんなやり取りをしながら2人を見送り
私はキッチンで先程みんなが飲み終えたコーヒーカップを洗っていると、赤井さんが私の後ろに立ち、ギュッと抱きしめてきた。




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