• テキストサイズ

《赤井夢》Happiness{R18}

第28章 真相 ✴︎




「バーボンっていえばあの安室って男、
本当にシュウを組織に引き渡すつもりだったのかしら…
拘束された経緯をシュウに話されたら
彼が公安だということがバレるじゃない?」


「お前らを人質に取られていたから
俺は無言を通すと踏んでたんだろう。」


『でも…本当に皆さんが無事で良かったです。』


そう言いながら彼らにコーヒーとお菓子を出すと
ジョディさんは私を微笑みながら見ていた。




「美緒…前よりすごく明るくなったわね。
元気そうで安心したわ。」

『ジョディさん…あの、ずっと私のこと気にかけてくれて…
本当にありがとうございました。』

「ううん。気にしないで!
それにしても美味しそうなクッキーね!頂くわ!」

「では、自分も。」




ジョディさんと大柄の男性は私の作ったクッキーを食べると
すごく美味しいと喜んでくれた。





「懐かしいわね…
このアメリカンクッキー、よく摘んで食べてたわ。」

「自分もよく買って食べていました。
これ、どこのお店で買ったんですか?」

『あー…えっと、それは…』

「これは美緒の手作りだ。
お前らのために朝早くに起きて作ってたんだぞ。」


「「ええ!?!?」」




2人揃って驚いていて
お店のものと勘違いしてくれるくらい口に合ったみたいで
とても嬉しかった。




『お二人はずっと日本でお仕事されているようですし
アメリカの味を少しでも楽しんでもらえればなって思って…』


「…ありがとう、美緒。
あなたのその気持ちだけでとても嬉しいわ。
シュウは本当にいい子を彼女にしたわね?」

「ふっ、そうだろ?」



否定せず即答した赤井さん。





…嬉しいけど猛烈に恥ずかしいし照れる!

この人は普通に人前でもこんな感じだから
本当に心臓に悪い!!







/ 617ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp