第28章 真相 ✴︎
いつものように寝室に入ると
赤井さんは私をベットの上に置き、すぐに覆い被さってきた。
「やはりあの男はお前に惚れていたようだな。」
『っ、でも…私は赤井さんが好きなので…』
安室さんの気持ちに答える気はない…。
そもそも告白された訳ではないんだけどね…?
「お前の気持ちを疑っているつもりはないが…
美緒を想う男が俺以外にいるのは
どうしてもいい気がしないんだ。」
『っ…』
赤井さんはそう言いながら、自分の着ていたTシャツを脱いでいて…鍛え上げられた逞しい体が私の目の前に晒された。
「お前は俺の女だと…体で実感したい。」
綺麗な翡翠色の瞳には熱がこもっているようで
その瞳に見つめられるだけで私の体も熱を帯びて来ているようだった。
『そんな風に言われたら…拒否できないじゃないですか…』
私がそう呟くと、赤井さんはフッと笑い
私の頬に手を添えて優しいキスを落とした。
…でも優しいのは最初だけで、徐々に激しさを増していき
口内は赤井さんの舌で犯された。
『んっ……ん…ぁ…』
赤井さんのキスが気持ちよくてゾクゾクする…
互いに舌を絡ませながら夢中でキスをしていると
赤井さんの手が服の中に入ってきて私の胸に触れた。
「服…邪魔だな。」
『え…』
赤井さんはそうぼやいた後、
私が着ている服を裾からバッと上に捲り
勢いよく首から引っこ抜きベットの下へ投げ捨て
上半身には下着だけが残った。
「これも邪魔だ。」
『っ、ぁ…』
下着のホックをブチっと外されると圧迫感がなくなり
服と同じように私の下着はベットの下へと投げ捨てられた。
すると赤井さんは両手で私の胸を
下から持ち上げるように揉んできた。
「ずっと前から思っていたんだが…」
『っ、な、なんですか…?』
「お前、細い割に胸はそこそこあるな。」
『!?変な事言わないで下さいっ!』
赤井さんがそんな変な事を言うなんて思わなかった。
私の胸をひたすら両手で揉みしだいている赤井さん…
何だか今日は…
いつもより焦らされている気がする。