第4章 熊猫
…ジェイムズさん……
警察…に…連絡……
『…っ!!あ、あれ……?』
目を覚ますと私の視界には何度も見たことのある自分の家の寝室の天井が映り、体を起こすと私は自分の家のベットで横になっていたのだと分かった。
『え…なんで家に…?まさか夢オチ?』
いやいや、そんなわけないよね。
だって殴られた首元がまだ若干ズキズキ痛むし…
確か男の人に殴られてから地面に倒れちゃって気を失って…そこからどうやって私は家に帰ってきたんだろう…?
頭を捻って考えてみてもさっぱり分からなくて
とりあえずあの外国人が無事だったのかを確認しようと思い
阿笠さんの自宅に電話した。