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《赤井夢》Happiness{R18}

第26章 授業




「そうだよね!先生には昴さんがいるもんね!」
「でも歩美ちゃん、
安室さんともお似合いに見えませんか?」
「先生モテモテで大変だなー!」


…好き勝手に話す子供達に呆れて返す言葉も出ない。

そんな子供達に安室さんは…



「その昴さんって人は、美緒さんの恋人ですか?」

『…っ、違います!ただのお友達です!』


本当は昴さんに扮した赤井さんの恋人だけど…
そんな事言えるはずもないので友達と言う他なかった。



「えー…
でも昴さんって絶対若山先生のこと狙ってるよ?」


『私の話はもういいから…
それよりみんなはどうしてここに?』


みんなに話を聞いたところ
どうやらキャンプに行った帰りらしくて
家に帰る前、おやつを食べにここの喫茶店に寄ったらしい。


阿笠博士と灰原さんは予定があるらしく
ここには来ずに自宅へ帰ったとのことだった。




「じゃあ、みんなの分のケーキを持ってくるよ。
美緒さんにも約束のコーヒーをお出ししますね。」

『すみません…ありがとうございます。』





安室さんが席を立ち、カウンターの中へ入ったタイミングで
私のそばに江戸川くんが駆け寄って来た。




「ねぇ先生、あの人に何もされなかった?」

『あの人って…安室さんのこと?』




私にヒソヒソと話しかけて来た江戸川くん。
私の問いにコクン、と頷いた彼の顔は少し強張っていた。




『何もされてないよ?
本当にただレシピを教えてただけだから。』

「そっか…。」



私がそう言うと彼は何かを考え込んでいるみたいで…


不思議に思いながら江戸川くんを見ていると
私達の元へ安室さんがケーキとコーヒー、
そして子供達へジュースを運んできてくれた。




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