第25章 紹介 ✴︎
『やっ…!こんな格好は…ッ、ああっ!』
「っ、こっちの方が奥に挿入るだろ?」
『んんっ…!だ、めっ…んぁっ!』
「おい、声…」
我慢したくても赤井さんは後ろから激しく突いてくるから
自然に声が出ちゃう…!
近くにあった枕に顔を埋めて声を出さないようにすると
赤井さんは更に腰を動かすスピードを早めた。
『んっ…!んぅ…!』
「くっ…美緒…」
『ッ…』
私の名前を切なそうに呼ぶ赤井さんの声が官能的で
自分のナカがきゅっと疼いてしまうのが分かる。
パンパンとお互いの肌がぶつかり合い突かれ続けると
赤井さんの荒くなった甘い息が耳に響いた。
「はぁ…もう…イキそうだ…っ…」
『んんッ…んーっ!』
「っ、く…っ…!」
私の腰をガシッと掴み、赤井さんは何度かガンガンと打ち付けると
私のナカで果てたようだった。
そのまま私の背中に覆い被さるように
赤井さんは倒れて来て後ろからギュッと私を抱きしめた。
「…美緒。」
『…?なんですか?』
「俺はもう…お前のいない生活には耐えられない。
だから……ずっと俺の側にいてくれ。」
急にそんな事を言い出した赤井さんの声は
少しだけ震えていて……
なんだかいつもより弱気になっているみたいで驚かされた。
『赤井さんらしくないですね?
いつもなら…側にいろって命令形なのに。』
「…そうだったか?」
『ふふっ、自覚なかったんですね?
… 赤井さん、私はずっとあなたの側にいます。
誰に何を言われても…絶対離れませんよ?』
例え釣り合わないと言われても
命を狙われるかもしれないから離れろと言われても…
私にとってはもう…
死ぬ事よりも赤井さんと離れる方が怖いの…
それほど赤井さんのことが大切で…
あなたの事を好きになってしまったんだから。
「…やはりお前は強い女だな。」
意地悪く笑いながら呟いた赤井さんは
私の横に寝転がり、抱き締める力を強くしてくれた。
「絶対に離さない。」
『嬉しいです…。』
赤井さんの顔を見上げると目が合い
微笑みあった後、私たちは口づけを交わして
幸せな気分のまま深い眠りについた。