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《赤井夢》Happiness{R18}

第15章 空虚



「じゃあ博士!
そろそろ開人くんの病院に連れてって下さい!」

「でもさ、博士の車だけじゃ無理じゃない?」

「そうじゃのぉ…
ワシの車じゃ定員オーバーじゃわい。」

『あ、私はその辺でタクシー拾いますから…』

「いえ、あなたは僕が車で送って行きます。」

『っ、え!?』


タクシーでいいと言っている私の隣にいた沖矢さんが
車を出すと言ってくれて流石に悪いからと断っているんだけど…


『本当に大丈夫ですよ!
そこまでしてもらう訳にはいきません!』

「気にしないで下さい。
あなたとはもう少しお話ししてみたかったのでちょうどいいです。」

『…はぁ?』


話してみたいって……何で?


謎すぎて首を傾げていると
沖矢さんは車を取りに行くと言って博士の家を出て行った。

そして…


「僕も一緒に行くよ!
家の使い勝手とか色々説明しておきたいし
先生はみんなと博士の家で待ってて!」


『え…ちょっと…!』


私の返事も聞かずに沖矢さんと江戸川くんは
さっさと玄関から出て行ってしまった。


…なんなんだあの2人は!自由過ぎるでしょ…!



そして仕方なく言われた通り阿笠さんの家で待っていると
探偵団のみんなはニヤニヤしながら私を見ていた。


『…?ねぇみんな、なに笑ってるの?』

きっとロクなことではないと思ったが
気になったので一応聞いてみた。



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