第8章 決戦そして旅立ち
キ「怪我治ったんだから、試合見に行ってもいいよな?」
ウ「駄目です。私がゴン君に告げた期間は二ヶ月だった筈ですよ」
キ「ええ…」
ウ「ゴン君は引き続き点の修行に励むように」
ゴ「あ、はい」
それだけ言って宿へ帰って行ってしまった
き「なんで来たんだろ」
「不思議な人だよねー」
キ「しゃーねーな、試合は録画するとして、俺達だけでも見てくるか。なんせ一枚20万もしたんだからな!!これでチョコロボ君が千個買えるんだぞこの野郎!!」
ゴ/き「「「億万長者の癖に…」」」
チョコロボ君とはキルア君が推してるお菓子の名前らしい。計算すると…一個200ジェニー…こういう部分は普通の少年らしくてかわいらしい
もっと高価で評判のいいお菓子を買ったらと言ったら
キ「分かってねーなー、ああいうのを爆買いするのが大人なんだよ」
と返された。君の中の大人の概念とは…(汗
そして当日、私達客席に入る前にモニターでヒーローインタビューを見ていた
「へえ、カストロって人意外と好青年なんだね」
キ「ヒソカから3ポイント奪ったって聞いたからどんなゴリラかと思えば…」
キ「おい、お前等先席に入ってろ」
き「なんでさ」
キ「忘れ物。また後で」
「嘘つき」
静かにそう笑ってきくを引き連れた
そして結局キルア君は試合ギリギリに戻って来た
「遅かったね」
き「デカい糞でもしてたか」
キ「ああ。って違げーわ!!」
そして会場がわあとどよめき出した
「始まるよ」
「さあ始まりました!ヒソカ選手VSカストロ選手!勝利の女神は一体どちらに微笑むのか!!」
「始め!!」
審判の掛け声と共にカストロさんが早速攻撃に移る。真正面から当たり…
ってあれ?ヒソカが避けたのは目視した筈なのに…と気づいた時にはもう拳はめり込んでいた
「クリーンヒットォ!」
「まずはカストロ選手の先制打が炸裂ー!!
素早い手刀を避けられずヒソカ選手ポイントを奪われました!!」
「気のせい…なのかな」
カストロさんは本気で来いと言うが、ヒソカはそれに応じる気はないようだ
カ「ならば、早めに決断することだ」
そして再び地面を蹴る