第8章 決戦そして旅立ち
ゴ「ほっ、よっ」
私達はゴン君の部屋で彼の逆立ちを唖然と見ている
キ「お前…もう傷は大丈夫なのかよ…」
ゴ「うん!もうバッチリ!完全に治ったみたい!」
この子…全治3か月の傷を僅か1か月で完治させた…(汗
キ「どーゆー身体してんだよ。お前変!」
ゴ「キルアに言われたくないね」
「はいはい、その辺にして」
ゴ「で、俺に用があったんじゃないの?」
キ「ああ、そうそう。
これ、なーんだ」
ゴ「…チケット」
キ「只の、じゃないぜ?
ヒソカ戦」
キ「200階クラスの闘士ってことで優先席が取れたんだ。けどせこいよなー金はしっかりとるんだぜ?
ヒソカ戦大人気だぜ。すげー行列ができててダフ屋までできてた位だ」
ゴ「へー」
き「もーアイドルじゃん」
「狂人じゃなかったらよかったのにね」
キ「そいつから色々聞いてきた。アイツやっぱ只者じゃないぜ。
11戦して8勝3敗6KO、KO=死人の数なんだって」
ゴ「でも、三回負けてるんだね…」
キ「それが、不戦勝だってさ。
戦闘準備期間がなくなったら登録だけしといて試合には来なかったってことらしい」
ゴ「ってことは…」
キ「ヒソカは実際戦ったら負けなしってことだ。
11戦して相手に取られた得点は僅か4ポイント、ダウン一回、クリーンヒット三回のみ、実力はもう間違いなくマスタークラスだってよ」
ゴ「うわぁ…参ったな…」
また、だ。ゴン君はやる気に燃える時、瞳が澄んでいる
その顔じゃ説得力ないよ
キ「で、今回の相手がカストロって奴なんだけど、唯一ヒソカからダウンを奪ってる男だ。ヒソカが敵に与えた4ポイントの内、3ポイントがこのカストロによってだとよ。
因縁の対決って奴だな。これで多少の戦い方は分析できる。本気のヒソカが見れるかもよ」
ゴ「うーんでもいいのかな?ウィングさんとの約束」
キ「ああ?良いに決まってるだろ!ただ試合見るだけだし」
ウ「駄目です」
キ「げ」
ゴ「う」
「わ…」
ウ「試合の観戦も念を調べることに値します」
ゴ「ウィングさん…」
キ「いきなり脅かすなよ…」
びっくりした…何か待ち伏せてた気がするんだけど…
ウ「ゴン君…怪我はもういいのですか?」
ゴ「あ、はいもう大丈夫です」